伝染性紅斑について

原因・疫学】
　パルボＢ１９ウイルスの飛沫、接触感染。　不顕性感染が多い。 5歳をピークにして幼児、学童に多い。
潜伏期間】
　7日〜20日間。
症状】
　軽度の風邪様症状。発熱は軽度。その後、発疹が出現。発疹は、両側性の頬の紅斑、腕や足の両側性のレース様（網目状）の紅斑。体幹の発疹もみとめることあり。　風疹との鑑別が大切。
感染する期間】
　感染後約7〜10日間。（ただし、紅斑の出た時期にはほとんど伝染力がない）
治療】
　特異的治療法はなし、対症療法。
合併症】
　関節炎：小児で10％、成人女性で60％、成人男性で30％。
家庭での注意】
　妊娠婦人と接触しないようにする。
紅斑の時期にはほとんど感染力がないため2次感染の予防は困難である。
出席停止のめやす】
　紅斑の時期にはほとんど感染力がないため2次感染の予防は困難である。
その他】
　妊婦が感染すると、約30％に胎児水腫、流産、死産の原因となることあり。

　　　　　　　　　　　　　　　　　

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